試訳
光は海の上で輝いた
さながら世界の原初の日々のように。
我ら実存は重き障害である
地球の調和を思うときに!
浜辺ではある家族が全員で、
バーベキューを囲みながら肉について話していた、
ほどほどに笑い、いくつか缶ビールを空けて──
その浜辺に到着するために、僕は荒野に沿って歩いたのだった。
打ち上げられた海藻に日が落ちて、
海は動物のように唸り──
我々の心はひどく乾いていて、
我々に悪への嗜好はもはやない。
僕は本当に思うのだ 彼らはお互いを理解している、
なぜなら彼ら一団から漏れ聞こえるのは調整の効いた音だから。
自分も彼らのような人々の一員だと感じたいと思う──
だが妨害電波が強くなり、この接触は切断される。
一日の終わりの時間、
太陽と浜辺の後【のち】。
具象化された落胆──
改めて感じ入る我が年齢【とし】。
呼びかけてくる夜は修復する
疲れ果てた我々の脳の内にある希望を
僕は自分が外にいるような気がする
そこからわかる見せかけの建物
同時に非存在【ないもの】のなかをさまよっているような気もするが
それは毎朝ごとに中断
朝とは新たに姿を現さねば
そして稼ぎを得ねばならない時間。
人間存在たちに「おはよう」と言い、
役を演じること、これは電撃戦さながらの社会である──
つまり朝に不愉快になり、
そして道徳的法を切望する。
・soleiはVacance、plageは直前の詩を指しているのでは?→詩集内での連関?
・「僕は荒野 landeに沿って…」
lande[lɑ̃ːd][女](ヒース,シダなどの野生の低木しか生えない)荒れ地,ランド:ブルターニュ地方,ガスコーニュ地方などに広がる.
日本フランス語フランス文学会関西支部大会(12月2日)において、MH研究会員の西村真悟が発表を行いました。その内容を報告いただきました。
