2024/11/04 「(ドゥルダン行きの直行列車のなか)」ほか(『闘争の意味』)読解

試訳

ドゥルダン行きの直行列車のなか、
若い女がクロスワードパズルをしている
私はそれを止められない、
それは暇潰しの手慰み。

まるでひしめき合う地塊のように
賃労働者たちは素早く動く
まるで独立した石塊のように
彼らは跡を残さず風を切る。

そして列車は線路の間を滑り、
最初の郊外を通り過ぎる
もう時間も場所もない──
賃労働者たちは仕事を終える。


ほとんど空っぽの車両を
腑抜けた人間が埋め尽くす
僕は馬鹿な遊びを楽しむが、
危険はそこに潜んでいる。

突然、思い起こされた
結果の見えない自由に
僕は静かな駅を通り過ぎ
乗り継ぎ先を考えない。

モンパルナスで目覚めている
ヌードサウナのすぐ近く
全世界はその場を支配し
僕は不思議にも悲しくなる。


純粋に無垢な一瞬、
カンガルーの振舞いは非常識
今夜のぼくはツイてなかった、
ぼくはグルたちに囲まれている。

彼らはぼくに彼らなりの死を売りたいようだ
時代遅れの鎮静剤
ある身体観を彼らは持っていて、
その身体はしばしばずんぐりしている。

植物というのは気を滅入らせる、
とめどなく繁茂するから
その辺りで、蛍が
一晩輝き、それから消える。

人生の多種多様な意味
落ち着くために想像されるそれら
すこしうごめき、そして静まる——
アヒルの足には水かきがある。