2024/12/02 「(休息の時刻)」ほか(『闘争の意味』)読解

試訳

休息の時刻
照明に覆いをかける前に。
庭では、臨終が這い回り──
死が青ざめている薔薇色の夜。

定められていた計画
来たる三週間のあいだに
まず、私の体は腐るべきだった。
それから無限の上に崩れ去るべきだった。

無限が在するは内側。
私は分子を想像する
その滑稽な動きを
喜びを享受する体のなかで。


僕たちは世界に抵抗しない態度を育てよう
ネガティブはネガティブ、
ポジティブはポジティブ、
物は在る。
物が現れる、変化する、
それから単に存在するのをやめる、
外の世界、いわばそれは、与えられた。

感知する存在は海藻に似ている、
吐き気がしてとても柔らかく、
本質的に女性的である
そしてそれは僕たちが到達すべきもの
もし僕たちが世界について話したいのなら
ただ単に世界について話したいのなら。

僕たちは似てはならない
自分の欲望に、自分の信仰に
世界を従わせようとする者に、
だが僕たちは欲望を持つことを許可された、
そして信仰も
限られた器量で。
結局、僕たちは現象の一部で、
その意味で、非常に尊敬されるような存在だよね
トカゲのように。

トカゲのように、僕たちは現象の太陽で温まる
夜を待ちながら
でも僕たちは喧嘩をしない、
僕たちは殴り合うべきじゃない、
僕たちは、永遠に敗者の場所にいる。


ツバメらが飛び立ち、ゆるやかに波を擦り、それから螺旋状に心地良い空気を上ってゆく。人間に話しかけることはない、だって人間は<地上>にしがみついたままだから。
ツバメらは自由ではない。幾何学的な円運動を繰り返すように決められている。翼のピッチ角をすこし変えて地球の表面からすこしずつ離れる螺旋を描く。つまるところ、ツバメらから引き出すべき教訓なんてひとつも無い。

ときおり、ぼくらは一緒の車に乗って戻るのだった。広大な海原に、沈みゆく太陽が巨大で赤かった。突然、すばやく飛ぶツバメらがその表面に縞模様を付けに来た。きみは震えていたね、まったく。きみの両手は皮に覆われたハンドルをきつく握りしめていた。多くのことが、当時、ぼくらを引き離しえた。


第三部完