2025/03/10 「(一本残らず砕け散った歯は)」他(『ルネサンス』)読解

試訳

一本残らず砕け散った歯は
やせこけた顎のなか、
宵は次第に酸っぱい匂いを醸しだし
そして僕はどん底に達する。

麻酔が戻り、数秒間持続する、
群衆のなかで時は凍りつき
そして世界を作り直す意欲はもはやない、
群衆のなかで罠だらけの道をさまよう我々には。

人生とはありとあらゆる試みであり、
確実となる失敗である
僕は不自由な者たちを見つめる、
すると流れが変わるのだ。

私たちは、驚異に満ちた人生を願った
開花した花のように体が傾ぐような人生を。
だが私たちはすべてしくじった。陰鬱な勝負の終盤戦──
僕はひどく敏感になった手でその残骸を拾い集める。


人類への賛辞
が増殖するのは芝生のうえ
彼らは全部で十二人で
その生はとても限られていた。

彼らが作っていたのは衣装、
道具、ちょっとしたあれこれ、
その生はどちらかといえば陰鬱で
彼らが作っていたのは外装、

覆い、子孫のためだ、
彼らの寿命は百年ぽっち
だけど本を書くことができ
そうやって信仰を育てた。

苦しみに糧をやり
自然に手を加えた
彼らの世界はあまりに厳しかった
彼らはあまりに空腹で、あまりに怯えていたのだった。