試訳
私には自由が絵空事のように思える
もしくは空虚の異名、
自由は、正直に言うと、私を苛立たせる、
人は味気なさにすぐにたどり着く。
私には言うべき多くのことがあって
今朝の、とても早い、6時頃
妄想の中で、ぐらついて、
それから掃除機をかけたのだ。
非ー存在が周囲に浮かび
濡れた肌にぴたりとへばりつく、
時々、愛を交わし、
肉体は無気力。空は虚無。
生の本性を知り、
それを入念に、吟味したあとで。
壊せるものは壊してしまいたくなるだろう
だがすべては堅牢に見え、さらに
人間たちの不定型な家畜が
どうにかこうにか、再繁殖を続けている、残念だが仕方がない。
幼少期の思い出がぼんやりと立ち現れるのは
机に向かって、背を歪めて座っているとき、
すべてがかすみ、砂に覆われてゆくようだ、
幼少期の思い出はゆっくりと消えていく。
真実は水たまりのように広がる
肉切り台の周りに
神の愛とはペテンである、
ぼくが見つめる寝転ぶ犬たち
緑がかったはらわたに
うれしそうに喰らいつく、
ぼくらは偶像崇拝する犬たち
で、きみがぞっこんだって気がする。
雌のカラダ、雄のザーメン
混ぜ合わせるのは祈りのために
悪魔の力に捧げるアーメン、
ぼくは裏切ることにうんざり。
真実は血のなかにある
血がぼくらの血管を流れるように——
ぼくは近づき、きみを内部に取り込む、
きみはもうほとんど人の形をしていない。