2025/06/21 「(はっきりさせておこう)」他(『ルネサンス』)読解

試訳

はっきりさせておこう、私は車の中で一人ではなかった、
私は死んだ彼女と一緒だったのだ──
夜は音もなく回転していた、まるで扉のように、
我々が通過していたのは世界の蝶番──
夜の毛髪、
至点への接近【アプローチ】、
汗をかきながら滑り落ちる途方に暮れた肉体。

そして夜は青かった
神経質な魚のようだった、
夜はいたるところで息を切らし、
君の瞳に輝いていた少々狂気じみたまなざし。

夜はひどくぼんやりしていた、
夜は至るところにあった、
あらゆる像【イメージ】が滑っていって
それはまるでチョークで描かれた夢。

その夜、私たちは別の側面というものを垣間見たのだ。


井戸

科学技術の子どもが人間の身体を導く、
分別のない社会の身体を
死の淵まで、
身体はうめき、わめく。

それはとても深い井戸
そして巨大な空虚、
とても密だ、
粒子が回転し、消えるのが見える。

子どもは決して間違えない、
道を歩き
死を伝える
消え去った魂の死を。

我々は赦されることなく死ぬだろう
そして消えるだろう
巨大な陰、
存在しない陰の中で

そこで空虚が分かつのは凍った粒子、
我々の身体
我々の死のかけら
位置を変えられた断片の馬鹿らしい軌跡。

最後の粒子が
沈黙のなかを漂う
そして空虚が述べる
夜に、自らが在ることを。


夜の子どもたちは星である⋯。
朝の丸くて重い星たち、
叡智に満たされた小さな水滴のように、彼らは自身の上でゆっくりと回っていく。かすかに震える歌を放ちながら。

彼らは一度も愛したことがなかった。