試訳
俺のかつての執念と俺の新たな熱狂、
お前たちが俺の中で震える 新しい欲望のために
それは矛盾を孕み軽く まるで遠方の微笑み
だが深い、本質的な影のよう。
(肌と肌の距離が
縮むことができる時に
美しい世界が開くのだ
大声で笑うほど輝く世界。)
一定の強度の場が
人間の粒子をなぎ払っていく。
夜が据わる、無関心に──
悲しみが平原を満たしていく。
あの無邪気な遊びをどこで取り戻せるのだろう?
どこで、どうやって? そしてあれ抜きで、生きねばならないのだろうか?
そしていったい何のために本を書くのだろうか、
無頓着な砂漠のただなかで。
蛇たちは砂の下を這っていく
(いつも北へ向かって)
人生には取り返しのつくことなどなく、
死ののちに残るものもない。
あらゆる冬にはそれぞれの厳しさがあり、
あらゆる夜にはそれぞれの贖いがある。
そして世界のあらゆる時代、あらゆる年齢にはその苦しみがあり、
それは代を継いで刻みつけられていく。
たとえば、苦しんでいる世代、
ミジンコのようにぎゅうぎゅう詰め
この世代はどうでもいいと思おうとした
空っぽの生のセンサーを
そしてあらゆる世代が失敗する、大したこともなく
夜はすべてをふたたび覆うだろう
そして一夫一妻制に疲弊した
身体は泥に沈み込んでいる。
限られた持続の不在
Ⅰ.
昨日の一日を総括するには、真なる勇気が必要だ。私の脳みそに曖昧なまま残っているほうがいいはずの物騒な何かを世に出すために書いてしまうのが恐いのだ。
息苦しいこの穴から少なくとも数時間だけ私を外に出すためならどんなことでもしたい。
私の脳みそには、警報器が不定期に点滅する下で、ひどい朦朧状態、電球の鉄の部分、底辺の仕事が全面的に染み込んでいる。
それ以外のすべては死の遊戯と比べると随分と色褪せている。
白い景色を前にして私は自分が抽象化された感じがする。頭の中の抜かれた糸、サイレンを鳴らす灯台のように点滅する無気力な目。
18日——私は恐怖の新たな段階を乗り越えた。一刻も早くしたいことがある。それはこうしたあらゆる人たちから離れること。他人からできるだけ離れて生きること。
Ⅱ.
今や一日中苦しんでいる、穏やかに、軽く、しかしときおり恐ろしい棘が心臓に突き刺さるのだ、それは予期できず、避けることもできず、つかのま私は苦痛に身をよじり、そして歯を鳴らしながら、ふたたび普通の痛みへと戻っていく。
書くのをやめると、臓器を引きちぎられるような感覚がある。私は屠殺場行きに値する。
勝利だ! 私は小さな子どものように泣いている! 涙が流れる! 流れている!…
11時ごろ、私は自然と数分間の良き調和を経験した。
黒い眼鏡は草の束の中に。
包帯にぐるぐる巻かれ、ヨーグルトを前にして、製鉄所の中にいる。
私は消毒液【ベタジン・スクラブ】で押さえながら、痛みが過ぎ去るのを待っている。
サイコロを投げるのだ、スネーク閣下殿、ただサイコロを投げるだけでいいのです。
Ⅲ.
続いて。強く興味をひくものは何もない。ぼくの個人的なことについて何を言えるのだろうか?
ぼくの知性の鍵盤上でマクスウェル方程式が繰り返し不要に変奏されるので、ぼくは煙草に火をつけることに決める。
今晩、ぼくはハルシオンを3錠に増やすことに決めた。変化はおそらく避けられない。
希望を持つ能力が自分に残っていることを確認するのは、ある意味で、むしろ苛立たしい。