2026/06/07 「最後の日の早暁」(『常に敗れる闘い』)読解

試訳

最後の日の早暁

我々は垣間見た 愛と名指されるもの、
親密な湿り
我々は到達した もう引き返せないところ、
最終的な破壊
最後の日の早暁、
崇高な堕落に。

天変地異が起こった、私には言い表せられないほどの——まさに生そのものがどこかへ行ってしまったようだ。はるか昔から我々を取り囲んでいた無が、ほのかに軋む音を発しはじめた。私はいま、死に似ている何かを、少なくとも私の知っている限りにおいての死に似ている何かを待っている。私にとって、我々にとって、終わりである。

行こう! この場所を出発し
空けてやらなければならない
未来を明け渡さなければならない
あたらしい種のために。

我々は微小な人形たちに囲まれている
その骨格はやわらかく、肉は腐りはじめている
そして海はいかなる後退をも許さない、

我々は神に乞うのだ あまり長引かない死を。


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私は数字と文字と特殊記号の列を打つ。
太陽が廃墟を照らす
ある西洋の。どんな西洋の?
「個人の自由」?
ヒヒヒ。
ハハハ。

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私は数字と文字と特殊記号の列を打つ。
自分自身の人生に介入できる可能性は少しずつ終わっていく、
人は通訳者へと変わっていく
あるいは疑似通訳者へ
何の通訳なのか。

それが壊れうる存在たちの運命であり、
いわば、おおよそ、あらゆる存在たちの。

時に娼婦に頼ろうとする
(あるいは、同じくらい、空想家たちに)

しかし娼婦たちは来ないだろう
彼女たちは他にやるべきことがある
(そして空想家たちも、結局、同じである)。

こうして一日が過ぎていく
そして、おおよそ、人生が。