金持ちすぎるばあさんたちにとって死は厄介だ
ばあさんたちは「おばあちゃま」と呼びかける義理の娘たちに囲まれている
その娘たちは実に美しい目をリネンのハンカチで押さえ、
絵画やアンティーク家具を値踏みする。
私には低家賃住宅に住む老人たちの死の方が好ましい
彼らは自分が愛されているといまだに心の底から信じていて、
仮説的な息子の来訪を待っている
息子は真正のモミ材でできた棺桶を買ってくれるだろう。
金持ちすぎるばあさんたちは墓地で一生を終える
イトスギと人工の低木に囲まれ
そこは六十代の散歩道だ
イトスギがよく香り、蚊を追い払ってくれる。
低家賃住宅の老人たちは火葬場で一生を終える、
白いラベルの貼られた小さな収納箱のなかで。
その建物は閑静だ。日曜日だというのに誰ひとり
年老いた黒人守衛の眠りを邪魔することがない。
俺の繊細な肉体はどこだ? 夜の訪れを感じる、
青い針に刺され、電気ショックにひりつく夜の。
遠くからこじんまりとした空間にやってくるいくつかの音。
唸る街、話好きの機械。
あした俺は出かける、部屋を去ろう、
死のにおいのする大通りを衰弱して歩こう、
春の女たち、そしてその胸をそらした肉体が
うんざりする装飾で一新されるだろう。
あしたオーヴェルニュ風のサラダがあるだろう
咀嚼する中間管理職ですし詰めのカフェには——
今日は日曜日だ。神の栄華よ、炸裂せよ!
俺は自分用に着せ替え人形を買ってきて
そして血の星々が舞い上がるのを見る、
壁を滑っていく潰れた目を見る——
マリア、神の母よ、我が子を守りたまえ!
夜が不純な獣のごとく俺にのしかかる。
