試訳
雨が激しく降りつけていた時
僕たちの小さな家の上に
悪から身を隠し、
理性のそばで縮こまる。
理性は優しい大きな犬
そして喪失の反対
もう理解することはない、
僕たちに従順さが与えられた。
平和や幸福を僕に与えよ、
憎しみから僕の心を解き放て
恐怖の中ではもう生きられない、
人間の節度を与えてくれ。
存在するはひとつの国、というよりひとつの境目、
そこで光は柔らかいが実際には固く
人間存在が光るかけらを交換するが、
空虚をこれっぽっちも不安に思わない。
欲望についての寓話が
ぼくらの手を沈黙で満たしていた
各々が死にゆくことを感じていて、
ぼくらの体はきみがいなくて震えていた。
ぼくらはチョークで描かれた境界を何度も踏み越えた
二度目の朝に太陽が近くなった
空には何かが揺れ動き、
ずいぶん穏やかな拍動が岩を震わせていた。
光る小さな滴が
傷だらけのぼくらの体に注がれていた
まるで無限の愛撫
神聖−物質の、愛撫。
理性を失った色彩は、
未完成のフェティッシュが
新しい季節を定義するように、
不在が夏を満たしている。
穏やかな仏陀の太陽が
雲の間を滑るように動き、
私たちは街を離れたところだった、
嵐の季節はもう終わっていた。
道は夜明けに滑らかに伸び
ワイパーは揺れていた。
私は君の体を再び見たかった
二度と戻らない出発の前に。