2025/02/23 「地下鉄ブシコー駅」他(『ルネサンス』)読解

試訳

地下鉄ブシコー駅。光の液体が白いタイル張りの壁面を流れていた——その光はまるで、鼻持ちならない矛盾だが、高くへと流れていくようだった。

電車に乗り込んですぐ、ぼくは床のマットを観察しなければならないと感じた、灰色の、大量の輪っかが散りばめられたゴムマット。その輪っかはすこし浮き出ていた——突然、それらが呼吸をしているような気がした。そんなわけないと思うためにぼくはもう一踏ん張りした。


情報が入り混じってまるで針のむしろのようだ
それが僕の脳に注ぎ込まれる
解説者の盲いた手によって──
僕は怖いのだ。
八時から、残酷な声明が
次々と僕の受信機に流れ込む──
ひどく高くに、太陽は輝いている。

空はわずかに緑がかっている、
まるでナイトプールの照明のように──
コーヒーは苦く、
至るところで人が殺されている──
空はもはや廃墟しか照らさない。


部屋でうろうろ歩き回っていた。
死体達が記憶の中でやり合っていた、
本当にもう希望なんてなかったんだ。
下の方で、数人の女が悪口を言い合っていた
12月に閉店したモノプリのすぐ近くで。

その日はかなり穏やかだった。
暴徒は郊外に撤退していた。
私はナパーム弾の臭いを嗅いだ、
世界はずしりと重くなった。
ニュース報道は6時頃に止まった。
私は心臓の鼓動が速まるのを感じた。
世界は硬直し、
静かで、通りは閑散としていた
それから私は死が来るのを感じた。

その日、かなり激しい雨が降りしきった。


わたしが目覚める、すると世界がブロックのようにわたしに面している——
乱雑で、均一な世界が。
太陽が階段を渡り、わたしは独白に手をつける、
憎しみの台詞。

本当に、とミシェルは独りごつ、生は異なるものになるはずだ、
生はちょっとだけより生き生きとしたものになるはずだ——
この状況を経験することはなくなるはずだ——
見ることも、生きることもなく。

いま太陽が雲海を突き抜けてゆく、
その光は荒々しい——
その光はわたしたちの押しつぶされた生に対して力強く——
だいたい正午、恐怖が始まる。