2025/03/22 「(新しい年が私たちに促すのは)」他(『ルネサンス』)読解

試訳

新しい年(時代)が私たちに促すのは
いくつかの関係を壊すこと
いくつかの檻を取り壊し、
フィクションを解体する。

手帳(連絡帳)に記されるのは
もう会わないすべての人達
少し獣(莫迦)のような感じがときどきする
死ぬべきかもしくは殺すべきか。

過ぎ去った年は私の指先を焼く
忘れられたマッチのように
それから夜が明け、朝は冷え込む
私は殻に閉じこもる。

聖なる言葉の年は
もう一度創られるべきである。
マットレスの上で、私は思いを巡らす
[別の現実から]切り離された(ばらばらの)現実のことを。


リュクサンブールのマロニエが
うるさいくらいの太陽を絡めとる。
誰かと繋がりたいなと僕は思う──
たいていは、自己嫌悪の塊なのだが。

なぜこれほどまで煌めく黄金が
十月の空から注ぐ光に見つかるのだろう?
こう信じ込まねばならないのだろう、我々は生きたのだと、
そして消え去る、簡潔かつ簡素に、

後悔もなく。なんと多くの嘘だろう……
なぜ、幸せだと思い込ませようとするのか?
スポンジのように僕は吸い込む
繊細で吐き気を催す憂鬱を。


「改革の下準備」
ル・モンド紙の社説
そしてぼくは秒針とともに感じる
細菌がぼくの歯を穿つのを。

花々は地面の限度を超えて育つ
本来の生成では。
太陽が滑る、温室効果だ、つまり
植物の勝利。

ひとりの自転車乗りが眼鏡を替えていた
その町に着く前に——
その町は清潔で、道は掃除されている
その自転車乗りは穏やかな表情。

シュタイン・アム・ライン、5月22日


浴室に入り込む、
そして再び始まる生活
望んでなどいなかったのに、朝なんて、
無関心の夜にひとりきり。

全くのゼロから始めなければ
弱まる情勢を携えて。
再び番号に賭けなければ
同情を誘うゴミ箱の縁で。

純真な虚無の湖に
変貌する朝
生を、すべての形を、
虚空への半遷移を認める。