2024/02/22 「生を渇望する人々よ」他詩篇(『幸福の追求』)読解

試訳 生を渇望する人々よ、汝の創造主を知れ。私は無知蒙昧の闇のなか鼓動するは、我が心臓。 彼らの子供たちの写真、この無条件の愛情。だが、いつの日か、死ぬは必然──我らは天で再会するだろう。 ありえるだろうか、死の向こう側 …

2024/02/11 「誰もに好かれた君のまなざし」「今際」(『幸福の追求』)読解、研究

●引き続き『幸福の追求』の初版からの変更点について、構成と修辞、テーマについて言及して議論を交わした。まず以下がそれぞれの第二章構成詩篇である。 『幸福の追求』1991年版(初版)、第二章 『幸福の追求』1997年版以降 …

2024/02/05「亀裂」ほか詩篇読解

亀裂 身動きの取れない、手応えのない静寂、僕はそこにいる。一人きりで。誰かに殴られたら、僕は動く。僕は血まみれの赤いものを守ろうとしている、世界は厳密かつ容赦のない混沌だ。 周囲には人がおり、彼らが息するのがわかる彼らの …

2024/01/17 アガト・ノヴァク=ルシュヴァリエ主催「ウエルベック・セミネール(1)」報告

1月17日仏時間16:30-19:30にかけて、Agathe Novak-Lechevarier主催によるセミネールが開催されました。2023-24年度初回セミネールの内容は、『ウエルベックを読む Lire Houell …

2024/01/21 「もう何もしたくないという欲望」(『幸福の追求』初版)ほか試訳・研究

『幸福の追求 La poursuite du bonheur』は1991年にラ・ディフェランス社から刊行されたのち、1997年に合本Rester vivant, suivi de La poursuite du bonh …

2024/01/14「忘却の長い糸」他(『幸福の追求』)詩篇読解

忘却の長い糸がほどかれ、織られていく否応なしに。 叫び、嘆き、呻き。眠りを拒みつつ、僕は人生が遠ざかってゆくのを感じるそれはまるで大きな白い船、静かで、手の届かない。 クレシー・ラ・シャペルからの列車 同時代人が数名いて …