試訳
11月
わたしは河のほとりのカフェに来た、
ちょっぴり老けてちょっぴり冷めて
わたしは部屋の新しいホテルでよく眠れなかった
休まることができなかった。
夫婦たちと子供たちが一緒になって歩いている
平穏な午後に
きみに似ている若い娘たちさえいる
人生を歩みはじめた娘たちが。
わたしは光のなかできみとまた会う、
太陽の愛撫のなかで
きみが人生すべてをぼくにくれた
そしてその素晴らしさを。
君が静寂に包まれて眠る庭に
僕は来た
夕陽が沈みかけ空がバラ色に染まっていた
それで僕はきみがいなくて辛かった。
僕の肌に触れる君の肌を感じる
僕はそのことを思い出す思い出す
それで僕が望むのはすべてが元に戻ること、
そうならどんなにいいのだろう。
これが実存的自然主義、
丘陵のあいだの共有物。
何を考えているかわからないジョゼフィーヌは吐息を漏らす──
その肌は蜂蜜の色をしている。
青いコートをまとった
(遊歩道の上の空の色だ)
彼女は病んでいるように見えた、
その両眼の奥に空を宿して。
ぼくはあの恥じらいの時間を愛していた
デルフィーヌ、きみが心を開いていたあの時のことさ、
情感あふれるあの恥じらい
(つまり恍惚のこと、単純に言えばね)
ぼくたちは優しき草ぐさに囲まれて腐ろうよ、
ぼくらの日々を思い出そうよ
ぼくらの苔むした哀れな臓器が
あの瞬間をふたたび生きるだろう、永遠に。
ぼくはそう言うけれど、信じていない
だってぼくはウジを知っているから
ジムシを、<クロバエ属>を知っているから、
やつらはぼくらの骨しか残さないだろう。
ぼくはそう言うけれど、信じていない
だけど本当であってほしいと思っている
人々が生き返るというあの世界が
(愛の歌、など。)