試訳
存在する、知覚する
存在する、知覚する、
一種の知覚の残り滓でいる(そう言ってよければ)
ロワシー空港第2ターミナルDの出発ロビーにて、
アリカンテ行きの便を待ちながら
その地でぼくの人生は続くだろう
あと数年は
お供にはぼくのちっちゃい犬
そして喜び(ますます短くなる)
そして着実に増していく苦しみ
その数年が終わればすぐに死ぬ。
宇宙は半円の形態を成し
規則的に移動する
虚無へと向かって。
(岩たちはもはや侮辱されない
植物のゆっくりとした氾濫によって。)
「均一」の価値を帯びた天空の下
夜から完全に等距離を保ち、
あらゆるものが静止する。
廃止を告げる植物が
石の上を重々しく這っていた
(おしなべて、祈りが
あらゆる見捨てられた状態を説明していた。)
四月[アヴリル]は、その名が約束する通り、
制御された絶頂のごとく、
森の国へ導く道だった
そこから誰ひとり帰ったためしがないけれど。
亡霊たちが行なわれていた 自らの有害な手で、
地球の表面を徐々に覆いながら
思い出が不十分に潰された目の中に滑り込んでいた
その目は夜を突き進んでいた、神経の昂った歩兵のように。