2026/01/10 「(僕たちは生きるのだ)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 僕たちは生きるのだ 愛する人よ 何の皮肉もなしにそれで僕たちはカナリアを買うだろう僕は好きなんだ 君が裸のまま電話に出る時が愛する人は少ないし、愛を与え合う人はほとんどいない。  数時間が経てば空はほとんど赤色で僕 …

2025/12/27 「11月」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 11月 わたしは河のほとりのカフェに来た、ちょっぴり老けてちょっぴり冷めてわたしは部屋の新しいホテルでよく眠れなかった休まることができなかった。 夫婦たちと子供たちが一緒になって歩いている平穏な午後にきみに似ている …

2025/12/20 「HMT」(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 HMT Ⅰ. 胸の奥底で、私はいつも知っていた自分が愛にたどり着くだろうことをそしてそれは私が死ぬ 少し前だということを。 私はいつも信じていた、あきらめたりはしなかった姿を現すずっと前から、私は君を予見していた。 …

2025/12/13 「(ぼくはビーチでひとりだった、)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 ぼくはビーチでひとりだった、カシスを後にして間もない頃。かなり流行ったマドラスチェックの水着を着て、ぼくはドイツ人の女たちがワンピースを脱ぐのを見ていた、パスティスを飲みながら。 魂が売られる肉体が集められたスーパ …

2025/12/05 「(飾り気のない魚のように化粧して)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 飾り気のない魚のように化粧して我らの苦しみの水族館をあなたは歩き、わたしは囚われていたあなたの遠い姿に。 哀れな娘、ぺたんこの髪に醜い身体空港で働きながら降雨のなか眺めている飛び立つ飛行機を。 小さな豚の顔苦痛でぺ …

2025/11/28 「(わたしは戻るまい)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 わたしは戻るまいわたしはもう戻るまいわたしはここの人間でない、太陽に打ちのめされ太陽に殺されわたしには欲求がない。 日というものはある、それは繰り返される踊り手は去る、彼に続くものはいない。 俺は結構遊んでたし、何 …

2025/11/22 「(ジャック・ル・ミノールへ)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 ジャック・ル・ミノールへ お前のカミさんのクルマが急にお前を責任感たっぷりの男にしちまう。お前はブルースでも歌って、みじめな連中のお仲間になりたがっているくせに とはいえお前の本懐は変わっちゃいないしくじってきた年 …

2025/11/16 「(私が相手をするのは電気メーターだけだ)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 私が相手をするのは電気メーターだけだ二十分ごと、そいつは乾いた音を立てるその正確で機械的な作動が最近の失敗をわずかばかり慰めてくれる 若い頃、私は録音機を持っていて好んで繰り返し再生したものだ 皮肉っぽい声の繊細で …

2025/11/08 「(僕はダックスフント犬について語っていた、)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 僕はダックスフント犬について語っていた、あの頃何か唯一の意義というのを確立したかった(新しいパラダイム、本質的な計画)。 僕は哲学的な飢えに満ちていたようだった草むらで庭で過ごす僕の感傷的な午後、空がどこまでも広が …

2025/11/01 「幸福から離れて」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 幸福から離れて 幸福から離れて。 絶望に近い状態にいるが、絶望に達するまでの力が欠けている。 複雑ではあるものの意義のない人生。 世界とはもはや結びついてはいない。 沈黙が見せる無意味な景色 愛。たったひとつの愛。 …