2025/07/12 「(おいらはペンのキャップを閉める)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 おいらはペンのキャップを閉める。自分の言葉に満足しているか?おいらのペンは立派でなく、白紙に戻したいんだ。 おいらは「芸術家」という立場にいる自分に視線を投げるそうして見えたものをほとんど不潔に思う。おいらはいかに …

2025/07/05 「(第二週の初日)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 第二週の初日、地平線にピラミッドが現れた。その黒く玄武岩質の表面は、最初は完全に平らに見えた──が、数時間歩き続けたのち、我々はそこに細く丸みを帯びた筋を見出した、それは脳の回りくねったひだを思わせるものだ。私たち …

2025/06/21 「(はっきりさせておこう)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 はっきりさせておこう、私は車の中で一人ではなかった、私は死んだ彼女と一緒だったのだ──夜は音もなく回転していた、まるで扉のように、我々が通過していたのは世界の蝶番──夜の毛髪、至点への接近【アプローチ】、汗をかきな …

2025/06/08 「(なぜなら必然として蜻蛉は)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 なぜなら必然として蜻蛉は絶え間なく大気を切り裂き、泡は池の上で破裂する、なぜならすべてが物質に帰するのだから。 なぜなら植物の皮膚が、猥雑なカビのように鉱物を蝕むはずなのだ、なぜなら我々は舞台から退場するから そし …

2025/05/23 「(すこし嘲るような音を立てて)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 すこし嘲るような音を立てて、海が岸辺に砕けていた──第二の救済者を待ちわびて、私たちは貝殻を拾っていた。 人は死に、残る骸骨が白き無垢へと変化してゆく魚の内には、魚の骨が魚は漁師を待っている。 人間存在の内には、け …

2025/05/10 「(私には自由が絵空事のように思える)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 私には自由が絵空事のように思えるもしくは空虚の異名、自由は、正直に言うと、私を苛立たせる、人は味気なさにすぐにたどり着く。 私には言うべき多くのことがあって今朝の、とても早い、6時頃妄想の中で、ぐらついて、それから …

2025/05/04 「キキ!キキ!」他(『ルネサンス』)読解

試訳 キキ!キキ! ディスコには戻らないのか。可能性はかなり低いと思う。どうして新しい挫折が必要か。砂の上に小便をかけるほうがいいし 僕の小さいペニスを手に取るのだチュニジアの爽やかな風が吹くそこに眼鏡をかけたハンガリー …

2025/04/26 「現代アート」他(『ルネサンス』)読解

試訳 現代アート 中庭(裁判所)の中に平和(沈黙)の気配、レバノン内戦の密売ビデオそして5人の西洋の男らが人文(人間の)科学について議論していた。 再創造する……儀式をほつれた精神たちを。さもなくばある日我々の顔は崩れ落 …

2025/04/19 「ディジョン」他(『ルネサンス』)読解

試訳 ディジョン 普段ならディジョン駅に着くなり、私は完全な絶望状態に達していた。だが、何もまだ起きていなかった。空気や、建物のなかで、ある種の存在論的な躊躇のように浮遊する感じがしていた。世界の動きはまだ不安定(=不確 …

2025/04/12 「(こうではない)」他(『ルネサンス』)読解

試訳 こうではない。私の身体を健康な状態に保とうとする。おそらく私は死んでいる、知らないが。するべきだろう何かがあるが、私はしない。教わらなかった。今年、かなり老けたのだ。8000本の煙草を吸った。時折、私は頭が痛かった …