2026/02/28 「(モミの木は蛇のために)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 モミの木は蛇のためにそして高速道路は人間のためにある。 世界は平たく、果てしない。鵜の群れが飛翔する。 瞬間は広く、敵意に満ち、すべてがざわめき動いている──天空のバルコニーの上でよじれているのは赤い夜、虚無のブラ …

2026/02/15 「存在する、知覚する」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 存在する、知覚する 存在する、知覚する、一種の知覚の残り滓でいる(そう言ってよければ)ロワシー空港第2ターミナルDの出発ロビーにて、アリカンテ行きの便を待ちながらその地でぼくの人生は続くだろうあと数年はお供にはぼく …

2026/02/07 「ベルギーの新聞を読みたまえ!」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 ベルギーの新聞を読みたまえ! 死者たちは怖気に包まれる治安部隊の連中は死の色をまとい雨の降る場所はいつもある、肉体の彼方に生はない。 遊びで人間を殺すだって?悔恨の意味を取り戻そうってのか?幸福である理由なんてどこ …

2026/01/31 「(ある瞬間の宇宙観)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 (ある瞬間の宇宙観) 夜が細かく刻まれ 鈍く動く鳥になるとき日々がもはや何の選択肢も与えてくれないとき生きるのをやめなくてはならない、遅れることなく音をたてずに無は私たちに相対的な平和を提示する 私たちが想像しない …

2026/01/18 「孤独」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 孤独 どこに僕はいるのか?あなたはだれなんだ?ここで僕は何をするのか?僕をどこへでも連れて行ってくれ、 どこでもいい でもここではなくて、忘れさせてくれ僕であったすべてのものを僕の過去を創り上げてくれ夜に意味を与え …

2026/01/10 「(僕たちは生きるのだ)」他(『最後の海岸の構成』)読解

試訳 僕たちは生きるのだ 愛する人よ 何の皮肉もなしにそれで僕たちはカナリアを買うだろう僕は好きなんだ 君が裸のまま電話に出る時が愛する人は少ないし、愛を与え合う人はほとんどいない。  数時間が経てば空はほとんど赤色で僕 …